Q11.
相続財産のなかに先代から貸している土地があるのですが、かなり古い話なので契約書もなかったり、借地人との関係がこじれていたこともあり、きちんと契約書を作成し直したいと考えています。契約書を作成するときの注意点を教えてください。
A.契約書作成の注意点は下記のとおりです。
- 堅固建物・非堅固建物の区別を記載すること。 旧法借地の場合はそれにより、期間が変わってきます。
- 当初の借地期間は更新時期を慎重に判断して決めること。
- 増改築禁止特約を定めるか否か(これまで契約書が作成されなかった旧法借地だと、増改築禁止特約が付いていません)、また入れる場合には、借主の合意を得ることが必要です。
- 更新料の支払い特約についての事項(更新料の支払いは義務化されているわけではありません。
いずれにせよ借地人と地主との間でしっかり協議することが大切です。後々のトラブルを避けるためにもあいまいなところを無くしておきましょう。